1.はじめに
アジのサビキ釣りをする時に、アミエビをアミ籠に詰めます。 結構面倒で、アミエビの吸い込みバケツを使っていましたが、汁が飛び散って、困っていました。
アミエビの汁は、臭いが強くて洗っても中々取れないので困ります。最近では、市販のアミエビスプーンを使っていました。
スプーンも使いにくくて、時々、手で摘んでアミ籠に入れたりしていました。幸い、竹の在庫がありますので、竹を使って試作することにしました。
2.竹製スプーン
手持ちの黒竹を眺めていると、端の部分がスプーンを作るのに都合が良さそうです。まず、ノコで切込みを入れ、そこから先を割ります。
切込みは、もっと斜めの方が良さそうです。手ノコで切っても良いのですが、楽なのでバンドソーで切ります。
後は、カッター、ペーパーで形を整え、出来上がりです。普段使いのアミ籠の中に入るサイズに作っています。
3.竹製トング
こちらが作りたかったものです。最近は、アミエビは釣り具店に自然解凍を頼んでいますので、水気が少なく、指で挟めます(時々、手でアミ籠に入れます)。トングの様な物があれば便利だなと思ったのです。
適当な太さの竹を選び、穴を空けます。最初は、電ドルを使いましたが、後で紹介する方法の方が良さそうです。先から穴に向かって割って行きます。
さらに、カッターで形を整えます。
トング(又はピンセット)のような物が出来上がりました。この段階で摘んで見ますと、かなり固いです。そこで、手元の部分のさらに削ります。を細くします。あとは、形を整えます。
先の部分は、アミ籠の中に入るサイズに作っています。
3.竹製トング(その2)
ドリルで穴を空けるのは、切り口がささくれ立つので、よろしくありません。
そこで、ノコで切込みを入れて、それを広げるようにしました。後は、カッター、ペーパーで形を整えます。ここ方法の方が、簡単で、綺麗に仕上がります。
4.仕上げ
出来上がったトングです。
少し、先端を広げた方が良さそうです。そこで、竹を暖めて曲げました。
このままですと、アミエビの汁が染み込むと嫌ですので、(微かな抵抗で)シーラー、ウレタン塗装を内側に施して出来上がりです。
P.S. 出来上がった物以外に、かなり失敗していますので、丸節竹の太い物がなくなってしまいました。又、冬に刈り出しです。