車中泊の準備 その後

0.はじめに

一応、モビリオ・スパイクで車中泊出来るように工作をしたのですが、その後、改良が続いています。追加改良を纏めました。

1.網戸の製作

ポリプロピレン、ポリエチレンの接着は難しいのですが、最近、それらを接着できるという接着剤が市販されています。
又、プラダンと言うものも販売されていて、人気があるようです。試しに、プラダンを上記の接着剤で接着した所、なんとか我慢できる程度の接着力があることが判りました。
今回はこれらを使って、網戸を作り直しました。

まず、プラダンを窓枠の形に切り、内部をくり抜きます。下から1/3程度はくり抜かずに残しておきます。夜寝る時には、防犯のこともありますので、窓ガラスを開くのは、半分以下ですので、これで十分なのです。

買い置きのネットを接着剤で貼り付けます。ここで、変な事をしていますが、窓ガラスは微かにカーブが付いていて、ストレートにすると、下部に隙間が出来るからです。
なお、買い置きのネットが今回の工作で無くなりましたので、買い込んで置こうと、100円Shopを探したのですが、もう在りませんでした。残念。

そして、取り付けです。取り付けには、磁石を使います。

続いて、後部の窓に取り掛かります。ネットの長さが足りないのですが、ネットをあてがって調べますと、前の方はネットが無くても、隙間が狭く蚊は入ってこないようです(ダメなら、前部の残りを貼り合わせる積もりでした)。磁石で、仮にセットして見ます。

必要な所に接着剤を付け、再び、セットし、はみ出る所をハサミで切って、完成です。

以前は、縫ったりしていたのですが、接着剤で済ますと、非常に楽でした。

2.引き出しの追加

モビリオ・スパイクには、自作のラゲッジシェルフを取り付けています。

所が、山陰釣行での車中泊では、釣り道具、特にクーラー、釣り箱が場所を取り、メガネや飲み物を置く場所が無く成り掛けています。
そこで、内側に引き出しを取り付ける事を考えました。色々、条件があります。
ラゲッジシェルフの下側に取り付けるのですが、出来るだけ出っ張りを少なくしたい。
引き出し量は、それほど大きくなくて良い(実は、今回製作した引き出しでも、寝返りの時に膝がぶつかりました)。
横幅も、それほど長く無くても良い。
又、どうやって、引き出しが抜け出さないようにするのか。引っ込めた時の固定方法などの問題があります。

まず、引き出し受けです。木材を加工する方法もあるのですが、それだと厚くなります。物置を物色していますと、下の写真の右のZ-アングルが見付かりました。
もう1つあると良かったのですが、これだけしか見付かりませんでした。岡山市内のホームセンター、金属店を探したのですが、見付かりませんでした。Netでは、なんとか見付かったのですが、4mの長さです。Net注文するかどうか迷いましたが、何とか見付かった小型のZ-アングルを細工することにしました。

両面接着テープで、木材と固定します。そして、ラゲッジシェルフに取り付けます。ここで、鉋で微調整をしています。

飛び出し防止には、ヒートンとアルミ板を使っています。ヒートンを捻れば引き出しを抜き出すことが出来ます。引っ込めた時の固定は2つのヒートンをゴム紐で結ぶ簡単な方法にしました。

なお、引き出しには、縁を付けていません。まず要らないと思ったのと、もし必要ならその時に考えれば良いと思ったからです。
今回の工作も、実際の作業時間より、考える時間が長いという事になって仕舞いました。最近はこのパターンが多いです。

3.後ろ窓のカーテン

後ろ窓は、厚めのカーテンを付けていました。カーテンは下に垂れて来ますが、車の車体は、下部が広がっていますので、結果的に車内が狭くなるのが欠点です。これを防ぐには、車体側からカーテン下部を引っ張るしか思い付かないのですが、良い方法を思い付きませんでした。
春先の車中泊では、カーテンの代わりに、銀マットを窓ガラスに吸盤で取り付けて使用しました。これは良かったです。窓ガラスに取り付けていますので、ドアーの開け閉めは自由に出来ますし、車内も少しは広く使えました。
そこで、夏向けに、薄い(安い)銀マットで作ってみました。

3.ラブマット

これは、作ったものではありません。モビリオ・スパイク専用のラブマットを購入しました。 取り敢えず、車内に置いた写真(置いただけです)とラブマットの上に成形細工した敷き布団を敷いた写真です。春先に、下の写真の状態で車中泊をしましたが、ぐっすり眠る事ができました。普段寝ているのが、マットの上に敷き布団ですから、当然と言えば当然です。ただ、夏の車中泊には、暑過ぎてダメでしょうね。